エネファームにEAF発電ユニット点検 近の表示→発電終了

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最近、我が家の東芝製エネファームに「EAF 発電ユニット点検 近」というエラー表示が出ていました。実は以前にも同じエラーが出たことがあり、そのときはガス会社に連絡して部品交換をしてもらい、無事に解決しました。しかし、今回はいつもとは全く違います。

発電終了の経緯

最終的に、我が家のエネファームは発電を完全に停止しました。一時的なものではなく、これで発電機能は終了です。

エラー表示が出たのでガス会社に連絡すると、担当者が訪問。「エネファームは10年までしか使えないんですよ。お湯は今まで通り使えますけどね」とのこと。実際には9年ちょっとで丸10年には達していませんでしたが、エラー解除とともに発電が停止しました。どうやら「エラー表示を消す=発電停止」だったようです。

担当者によれば、エネファームの発電ユニットは寿命が設定されており、内部の部品劣化やトラブルを防ぐため、一定の期間を超えると発電を停止するようになっているとのことです。実際、ネットで調べても「10年を迎えると強制的に発電停止になる」という報告が多く見られました。

エネファームの維持とコスト

ネットで調べたところ、定期点検を受けながら発電を継続することも可能なようですが、その場合、点検費用だけで毎回10万円以上かかるとのこと。さらに修理費も高額で、コスパが悪すぎるため、この選択をする人は少ないようです。

また、エネファームを再び購入する人もほとんどいないようで、多くの家庭がエネファーム以外の給湯器に買い替えるか、発電なしで給湯機能だけを使い続けているようです。そもそも、エネファームを導入する際には補助金が出ることが多かったため、初期費用が抑えられていましたが、補助金がなくなると導入コストの高さがネックになります。我が家の時もエネファームをほぼ半額で導入できたので選択したのです。

発電停止後も給湯機能は継続

発電機能は止まりましたが、給湯機能には影響なし。我が家の場合、発電していても光熱費に大きな差がなかったので、特に問題は感じていません。

給湯機能部分はエコジョーズとのことなので、壊れるまではそのまま使い続ける予定。ただ、タンク内のお湯が事前に温められている状態と比べると、お湯が出るまでの時間がかなり長くなったのは少し不便ですね。

また、発電していた頃は余剰電力を自宅で消費することで電気代の節約ができる仕組みでしたが、それがなくなったことで若干の電気代増加が見込まれます。しかし、その分ガスの使用量が減るため、結果的には大きな負担にはならなさそうです。

エネファーム導入10年を迎えて感じたこと

導入当初は予想していなかったことがいくつかありました。

  • 東芝のエネファーム事業撤退
    東芝はエネファーム事業から撤退しましたが、サポートは継続しています。
  • 定期点検の実態
    メーカーも想定外の故障が多かったようで、点検周期が3.5年から2.5年に短縮されました。しかし、実際には定期点検というより、故障時にメンテナンスついでの点検が行われる感じでした。つまり定期点検は一度も受けていません。点検のはずが、気づけば部品交換で終わることも。
  • ガス使用量の増加
    発電機能を使うことで、ガス使用量がほぼ倍増。結果、ガス代も想定以上に高くなりました。
  • 基本的に発電は10年で終了
    発電は10年で終了するってのは導入前の段階では知りませんでした。調べが甘かったですね。
  • 撤去費用の高さ
    エネファームの撤去費用が思った以上にかかることも判明。

また、エネファームの発電による経済効果についても疑問が残ります。計算上は電気代の節約になるはずでしたが、実際にはガス代の増加分を相殺できるほどではなく、期待したほどの節約効果は得られませんでした。

エネファームが壊れた後の選択肢

現在はエネファームの給湯機能を使い続けていますが、いずれ壊れたときのために、次の選択肢を考えています。

  • エコキュート
    床暖房を活かすなら、別途ガス熱源機が必要。
  • エコジョーズ
    シンプルなガス給湯器。導入コストが安く、現実的な選択肢。
  • ハイブリッド給湯器(リンナイ ECO ONE、ノーリツ ユコアHYBRIDなど)
    導入コストは高めだが、ガス代は大幅に削減できる。

エネファームを導入して10年。いろいろと学びましたが、次の設備選びは慎重に検討したいところです。エネファームに代わる給湯設備の選択肢は増えており、それぞれのメリット・デメリットを考慮しながら、最適なものを選びたいと思います。

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