積水ハウス 瓦一体型太陽光発電のメリット6つとデメリット5つ

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

我が屋では積水ハウスで建設しシャープ製の瓦一体型の太陽パネルを設置しました。一部の住宅メーカーでよく使われる瓦一体型太陽光パネルですが、メリットとデメリットについて考えていこうと思います。ちなみにシャープ製、カネカ製、京セラ製の他、LIXILからソーラールーフとして販売として販売されるサンテック製などがあります。

瓦一体型太陽光パネルのメリット

実感しているメリットはデザイン面くらいしか思いつきませんでしたが調べてみるとそれ以外にもありました。

高いデザイン性

外観の意匠性に優れています。瓦と混ぜ葺くことが可能なため、ほぼ目立たなくなり外から見て太陽光パネルが搭載されると気づかないことも多くあります。でかでかと太陽光パネルが載ってるのがデザイン面でマイナスだと感じる方にぴったりかと思います。

雨漏りリスクが少ない

瓦一体太陽光パネル(屋根一体型)はほとんどが新築時に施工することになりますので雨漏りリスクが低いです。後付けで太陽光パネルを搭載した時には穴をあけるため施工方法のミスなどで雨漏りが発生するトラブルが知られていますが、瓦一体の場合はそのリスクがありません。

耐震性に優れる

屋根置きの太陽光パネルの場合は屋根材+太陽光パネルの重さが加わりますが、瓦一体型タイプは軽量のため耐震性能に問題を与えません。

配線劣化が少ない

パネルに接続する配線を屋根材の下に配置することが可能なので、太陽の熱や紫外線や風雨にさらされることが少なく配線自体の劣化が防止できるとのこと。

複雑な屋根形状にも最適な太陽光パネルの配置が可能

切妻屋根、寄棟屋根など様々な形の屋根に調和した設置が可能となります。

パネル下には瓦が不要なのでその分瓦代が浮く

使う瓦の個数がパネル部分の面積だけ不要となりますので瓦にかかる費用が若干ではありますがコストダウンとなります。

瓦一体型太陽光パネルのデメリット

瓦一体型太陽光パネルには良いことばかりではなくデメリットも実は結構あります。

発電効率が低い傾向にある

発電効率は熱を逃がすスペースが確保しにくい瓦一体型太陽パネルは熱がこもりやすいため屋根置き型と比較して発電効率が落ちると言われています。機種によっても大きく異なりますが、シャープ製の場合、それぞれで比較すると瓦一体型は1割~2割程度の発電効率の低下が予想されます。発電効率が良いメーカーの屋根置きタイプの商品と比較するとそれ以上の差となることもあります。発電効率が良い屋根置きタイプの太陽光パネルを製造するメーカーとして日本のシャープ、パナソニック、京セラ、東芝等の大手メーカー以外にカナディアンソーラーやQセルズ、長州産業、エクソル、ネクストエナジー、DMMエナジーなどがあります。

屋根置きタイプと比較して価格が高い

瓦一体型場合は単価が若干高くなる傾向にあるようです。わが家の場合はシャープ製4kwちょっとで170万円程度でした。現在はネット上で公開されている見積もりを見るともっと高くなる傾向にあるようです。積水ハウスでシャープ製瓦一体型4kwで200万円オーバーの見積もりも見ましたがそんなに価格が高騰してしまったのでしょうか?

火災が発生したケースがある

2019年に心配になるニュースがありました。瓦一体型パネルを搭載した住宅で火災が発生していると消費者庁の安全調査委員会が明らかにしたもののです。シャープ製が少なくとも10件が該当するとのことですが、そのうち積水ハウスで引き渡された千葉県船橋市、東京都多摩市、神奈川県川崎市の住宅において3件の発火事故が発生したようです。

詳細は積水ハウス公式発表である下記リンクをご覧ください。

シャープ製「太陽光発電設備」無料点検等実施のご案内

消費者庁から公表された保証期間経過後の太陽光発電システムの応急点検等について

また消費者安全委員会から以下の発表が見つかりました。

消費者安全法第23条第1項の規定に基づく事故等原因調査報告書 【概要】

消費者安全法第23条第1項の規定に基づく 事故等原因調査報告書

住宅用太陽光発電システムから発生した火災等事故に係る事故等原因調査について(経過報告)

実際には太陽光発電自体が火災リスクが一定程度あり施工ミスや製品自体の不具合、台風など外部からの衝撃など原因は様々ですが10年間に約100件程度の火災が発生しています。屋根置きタイプでもかなりな数の火災が発生しているようですので、瓦一体型のみ特別リスクが高いというわけではないようです。

固定資産税が課税される

一般的に広く普及している屋根に搭載するタイプの太陽パネルの場合はそれ自体は固定資産税の課税対象となりませんが、太陽光パネルが屋根と一体型の場合は、課税対象となるためプラス評価され固定資産税が高くなるようです。

屋根裏温度が上がりやすい

屋根に搭載するタイプと比較すると2階の温度は若干高くなる可能性があります。よく屋根に太陽光パネルを後付で載せたら2階が涼しくなったと聞きますが瓦一体型の場合はその効果は期待できません。

タイトルとURLをコピーしました