積水ハウスの住まいの参観日は3月と9月の年に2回行われています。住まいの参観日はオーナーが実際に住んでいる状態で行われる場合、建築中(構造見学会)、完成見学会(引き渡されていない状態)、住んでいる状態のどれかで行われます。
自宅を住まいの参観日に使わせて頂けませんか?と積水ハウスの営業さんからお願いされまることがあるかと思います。
2024年の住まいの参観日の日程
2024年3年の住まいの参観日は3月8日,9日,10日の3日間開催されます。全国の展示場やオーナー宅等でおこなわれます。積水ハウスを検討している方にとっては必ず参考になるイベントだと思いますので、お近くで住まいの参観日会場がある場合には、できる限り行かれることをおすすめします。
正直言って積水ハウスの展示場はそれほど参考になりません。家本体で1億円以上はする事が多いようですし、家具や内装も高価なものを揃え、豪邸仕様となっている事が多いからです。積水ハウスだけじゃありませんが大手ハウスメーカーほどそういった見栄えやイメージを非常に重視する傾向が強いように感じます。
展示場も外壁や床材等で参考になるポイントはたくさんありますが、多くの方にとって現実とはかけ離れた仕様の場合が多いのではないかという印象です。
一方、住まいの参観日は実際のオーナーが建てた家が見学できます。
展示場よりははるかに実態に即したものになる可能性が高いです。
我が家では住まいの参観日への要請は拒否
これは、我が家が建設中の話ですが打ち合わせの中で、積水ハウスの公式HPや地域に配るチラシに掲載したりするパース図やキャッチコピー、文言の案みたいな資料を見せられて住まいの参観日に使わせていただけないでしょうかみたいなお願いをされました。我が家では断りましたが。
延床面積などを公開するか?住所をどこまで公開するか?(〇〇市、〇〇区までの場合と町名まで入れる場合もあります。)等どこまで情報公開するのかも、ちゃんと施主の了解を取って確認するようになっていたようです。
積水ハウス以外でも盛んに行われている完成見学会ですが、営業さんにお願いされると断りづらいと感じてしまう方が多いかもしれないですね。
営業さん個人のお客さんには個別にOK出した
営業さんの抱えている他のお客さん(見込み客)など見たい方がいるということで、お願いされたのでそちらはOKしました。
引き渡し間際に数組見てもらったようです。
住まいの参観日に選ばれる条件
営業さんが言っていたことは工期(日程)との兼ね合いや引き渡し状況、立地、駐車場の確保等をクリアしているなどの条件があるみたいなことを言っていました。◯◯市で住まいの参観日したい、他で断られたからなど色々あるようです。
住まいの参観日に謝礼はある?
ある場合とない場合があるようです。うちの場合は最初から謝礼はお出しできませんが・・ってことだったので、あくまで善意でお願いしますみたいな感じだったけど、他の積水ハウスオーナーの体験談をネットを見てると数万円分の謝礼が出る場合も多いみたいですね。相場は1日1万円程度分とも言われていますが条件には誤差があるのかもしれません。
住まいの参観日の断り方
防犯面で心配なので
なんとなく嫌なので
知らない人に家に入られるのは怖い
家族に聞いたらだめって言われた
傷とか怖いから
まあ、なんでもいいでしょう。嫌だという気持ちがある場合は断るべきです。
住まいの参観日に起こりうるリスク・トラブルの可能性
トラブルやリスクについてまとめてみました。
傷のリスク
フローリングに無垢材だったりを使っている場合、結構柔らかい素材の事が多いです。カバーなしのスマホを落としただけで床には深い凹みキズができてしまいます。これは結構深刻で単なる汚れであればクリーニングが完成見学会後に入るのできれいにはなりますが、床の傷はあくまで補修対応になるかと思います。補修跡は光の加減等で非常によく目立つこともあります。傷のリスクは相当高いんじゃないかと感じています。まあ、普通に生活していても傷は無数に付きますが、これが入居前の完成見学会なんかだったらいい気持ちはしませんね。
フローリングにコーティングかけてる場合も要注意です。特にコーティング施工直後なんかですと、スリッパ等で引きずっただけでコーティング表面が曇ったような傷が無数にできて、これはダウンライトなんかで照らされるとかなり目立ちます。コーティング表面への傷の保証や修復はおそらくされません。
冷やかし、興味本位で来る人が結構多いらしい
完成見学会には興味本位でお隣さんや近所の人や家作りにまったく関心のない人まで来てしまいます。おばちゃん軍団が興味本位で押し寄せて来たなんて話もネット上にはさんざん転がってるのは、恐怖でしかありません。また最近ではクオカードを来た人に配っていることもあるので、それ目的で来場する方も多数だそうです。そういった方に見られるのはなんか嫌な感じになるかもしれないですね。
防犯上、プライバシーのリスク
一番、やばいかもしれないのがこれです。間取りが見られるという問題はありますね。お風呂の位置、トイレ、寝室、子供部屋の位置など把握されます。また窓の性能までチェックしているかもしれません。積水ハウスの住まいの参観日が原因で泥棒に入られたとか被害に合ったという話は聞かないですし、心配しすぎな面もあるかもしれませんがまた昨今は強盗などの凶悪事件が多発しています。自宅を住まいの参観日に貸し出してもいいよって人は多少は減っているのではないかと思います。
また、基本的に写真撮影は禁止なはずですがマナー悪い人ってのはどこでもいます。来場者がスマホをこそっと取り出して撮ってしまうなんてこともよくあるようです。
嫌味を言われることも
ここのセンス良くないねー。こんな広くちゃ掃除面倒だね、私だったらこの色にしないかな。等あーだこーだ来場者に言われたなんて話はネットでゴロゴロ転がっています。自分がこだわりをもってせっかく建てた家がけなされたら多少ショックを受けそうです。自分が客の立場になったら本当気をつけたいですね。
この記事のまとめ
自宅を住まいの参観日に提供することは、プラス面とマイナス面が両面があります。お世話になった営業さんに貢献してあげたい、積水ハウスを検討している人に判断材料にしてもらいたいなど様々なお考えはあるかと思います。住まいの参観日に自宅を提供するメリットやこの記事で書いたようなデメリットを施主やご家族の意見などを踏まえて状況に合わせて判断する必要があります。その上で、最終的な決定を下していただければと思います。